一昨日、妹と一緒にグループホームに入居中の母を見舞った際に、母が着用する夏用のTシャツ等を置いてきた。これは以前から母に購入を依頼されていたもので、部屋で試着したところ、気に入ったようだった。ところが、昨日、母が入所しているグループホームの責任者から電話があった。母が、見たことがない衣類が部屋に置いてあると言っている、とのこと。責任者が、昨日娘さんが見舞いにきた際に置いていったのではないですか、と聞いたところ、母は、娘は何も置いていっていない、と返答。その混乱の中で、母は、最近お気に入りの衣類が失くなった、とか、誰それが怪しいとかいう話になって騒ぎになり、長男の私が呼び出されたわけである。周りの人に迷惑をかけてしまったが母本人にその意識がない。私は、妹に確認するから、と言って母のために購入した衣類を全て自宅に持ち帰った。ホームの責任者は、高齢の認知症患者（特に女性）は新しい衣類を手にすると、混乱する元になるので、渡さないで欲しいとのことだった。母の衣類は充分間に合っており、必要な場合、ホームのヘルパーさんが購入してくれることになっている。家内もそうだが、着るものに対するこだわりが大き過ぎるのは困ったものだ。