cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内の笑顔

パーキンソン病も、多系統萎縮症も患者が笑顔になるチャンスが少ない病気だと思う。いつも不機嫌な顔をされては本人はもとより周囲の家族も滅入ってしまう。それが解消されるヒントを掴んだ。家内は動物が、特に犬が好きなので犬を飼うことが笑顔をもたらす方法であると考えた。しかし生き物を屋内で飼うことは現状では負担が大きすぎる。そこでぬいぐるみの犬を飼うことにした。先月、長女が白いぬいぐるみを買ってくれたところ、家内に笑顔がしばしば見られるようになった。1匹では足りないと思った私は、もっと小型のぬいぐるみ犬を購入したところ、ますます笑顔が見られるようになった。おもちゃなのに、家内は生き物として扱っている。犬の表情の変化を、自分なりの思い込みで、つかみ取っているようだ。その時の家内の表情は生き生きしている。