cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

終活のための年表

大腸全摘後、3ヶ月半経過したが、体調は良好であり、定期的なストマの処理、交換を除けば、以前とほとんど変わりない生活を送っている。入院中、手術の直前に主治医から「全部摘出したほうが、すっきりしてあとで問題が起こらない」と言われ、その言葉を信じて手術を受けたが今のところその通りになっている。あとは体力の完全回復を待つだけである。家内が特養に入居してくれたので介護のストレスもなくなった。新型コロナウィルスの感染脅威から開放されて早く好きな旅行にでも行きたいものである。
私は、ほぼ日本人男性の平均寿命(最新のデータでは81.25歳らしい)に達したので、徐々に終活を始めている。しかし記憶力が減退し、ここ20乃至30年間の出来事の前後関係が思い出せなくなった。それで過去の手帳を参照して、主として1990年以降の年表を作ることにした。30年前といえば最初の職業の定年直前に当たる。ちょうどその時期は、バブルの最盛期で日本中が浮かれており、皆が不動産屋になったような気分の時期だった。長女が大卒後入社した不動産会社は、バブルの典型的な会社で後に倒産したが、入社したばかりの女子職員にも有給休暇を与えていた。
我が家の年表と作ってみると、あの時はああすればよかった、こうすればよかった、と反省することがある。バブルに浮かれていたため、己を見失った判断もあった。もちろん一生の財産になる嬉しい出来事も沢山あった。

          2001年10月谷川岳