cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内と電話交信、JAXA見学

一昨日、家内と定期電話交信を行った。以前よりも明瞭な話し方で、何を話したいのかが分かった。こちらの話の意図も理解したようだった。届けた梅干しやチョコレートもおいしく食べているとのことだ。ただホテルを行ったり来たりしているとの話は、家内が夢に見た話かもしれなかった。確かめても要領を得なかった。介護士さんから、最近は食事は自分で食べられるようになったこと、夜もよく眠れているようだとの話があった。このまま維持してくれればいいなと切に思う。多系統萎縮症は、某医師によると、寿命が発病から10年程との指摘がある。ただ友の会の機関紙では25年生きている人の話も掲載されていた。家内の発病の時期は明確には決められない。本人がちょっとおかしいと明確に意識しだしたのは2012年である。しかしその前からしばしば歩行中に転倒し肩を骨折し入院などしていた。その間にも一緒に山に登ったり、鎌倉史跡巡りや坂東三十三観音霊場巡りなどしていた。御利益はあったはずだが。
今日は、久しぶりに宇宙科学研究所の見学に行った。自宅から近く歩いて行ける。数年前に、見学者用に新しい施設が建設された。新施設の見学は初めてだ。ネットでの事前の申し込みが必要だ。正門の写真は6日前に前を歩いていた時に撮ったもの。
展示は、日本の戦後のロケット開発から、現在までの歴史を時系列的に説明したもの、現在取り組んでいる事業、研究、将来展望など、また一部の実物展示があった。昭和30年、私がまだ高校1年のときに戦後初のロケット実験である東大の糸川英夫博士によるペンシルロケット実験が新聞に大きく掲載された。いまだに記憶に残っている。現在ロケット開発はビジネスとして成立しないと進展が困難になっている。今後世界の衛星などの打ち上げ需要はますます増加が期待されるところから、日本も米欧露に遅れないよう頑張ってもらいたいと思う。
この12月には「はやぶさ2」が宇宙の旅から帰還する予定だ。成功すればオリンピックに花をそえる快挙だ。

         糸川英夫博士のペンシルロケット実物(昭和30年)
         誰か(他の見学者の)の足がちょっと邪魔! 

「はやぶさ」を打ち上げたM-V型固体燃料2段式ロケット、このロケットは開発を終了し現在は同じ固体燃料の3段式イプシロンロケットの開発に移行しているという。M-Vは技術的に完成しているので大量生産が可能だ。米国から引き合いが来たとの話を以前に聞いたことがある。(中距離核弾道ミサイルの運搬手段として)