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町田市の尾根緑道
今日は紅葉の具合を見に町田市の尾根緑道に行ってみた。モミジは部分的に色づいていたが全体としてちょっと紅葉狩りの時期には早かった。町田市は、神奈川県との県境に沿った東西に細長い市だ。県境には境川が流れており、神奈川県相模原市と接している。尾根緑道は東西に走る多摩丘陵の一部で県境から近い。昭和20年まで相模原町に相模陸軍造兵廠があり戦車などを生産していた。造兵廠は尾根緑道から1ｋｍくらいしか離れていなかった。このため尾根緑道は日本軍の戦車の走行テストコースになった。現在は道路部分を除き、人家が密集しているので昔の面影はないが広大な兵器廠跡は米陸軍が現在も補給廠として使用している。ベトナム戦争たけなわのころ、修理した米軍戦車を横浜の米軍岸壁に輸送するのを妨害しようと激しい示威運動が行われたという。横浜の米軍岸壁は、東神奈川駅に近く横浜みなとみらい地区の正面に位置し、みなとみらい花火大会のときは特等席になる。米軍は、一時、花火大会の時に市民に開放したらしいが、警備などの問題があり、現在は開放されていない。
尾根緑道案内板
尾根緑道の東端
尾根緑道からJR相模原駅方面を見る（尾根緑道の南側）
尾根緑道の北側
米軍相模原補給廠（中央付近を南北に走る道路から見た西側、道路は一般車も自由に通行ができる）
同上、西側
横浜港の中心部の衛星写真