cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内の実家の墓参り、筑前国分寺

私たちが福岡に住んでいた時に同居していた家内の実母が亡くなり、その機会に福岡に新たに墓を作った。福岡に定住するつもりで家も建てた。新しい墓は、太宰府市にある筑前国分寺を選んだ。国分寺は歴史が古い。奈良時代、聖武天皇の詔(741年)によって全国に国分僧寺、国分尼寺が建設された。総本山は東大寺である。その後、時代を経て国分僧寺、国分尼寺は廃れてしまったが、国分寺の跡地(ほとんど史跡となっている)或は跡地近傍に国分寺の名称で新たに寺院が建設された。以前の国分寺とは直接のつながりはない。真言宗の寺院が多い。国分寺の位置をめぐって争いのある地域もある。現在の筑前国分寺は奈良時代の国分寺とほとんど同じ場所にあり敷地が一部ダブっている。周辺は、大宰府政庁跡とか水城跡、太宰府天満宮とかがあり、日本古代の貴重な文化財に囲まれている。九州国立博物館もある。墓参りは2012年7月に行ったきりである。

中央の四角に象られた遺跡が奈良時代の国分寺跡(グーグル衛星写真)

お寺の正面入り口、後方に見える山は、大野山

納骨堂の内部

お寺から筑紫平野が一望できる


むかし、この地で詠まれた歌、山上憶良。大野山とはお寺の後方にそびえる山のこと。

このレンタカーで4日間福岡周辺を走り回った。福岡に着くと、自宅に帰ったような錯覚に陥る。元の自宅は健在である。