cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内と電話交信

今日の家内との定時電話交信は、ヘルパーさんを介して家内からかかって来たのだが、ヘルパーさんに促されてかけてきたようだ。例によって家内は化粧を始めていたようだった。しかし一旦電話に出ると、会話は比較的スムースだった。そしてまた子供達の話を聞いてきた。学校に行ってるか?と。次男がもう51歳になったよ、というとびっくりしていた。どこの学校に行ったんだっけ、と。福岡の〇〇高校と京都の〇〇大学だよというと思い出せないようだった。
孫のことも忘れていた。「今年から大学だよ」というと、あーそうだったね、と思い出してくれた。しかし母の話をすると、すぐに思い出してくれた。
最近家内は食欲があり、節分で豆まきもし、お菓子も沢山食べたという。家内は施設の同じグループのお年寄りから、元気をもらっているようだ。
現在の家内は、過去の人生を凝縮してしまって、エキスだけを引き出しているようだ。エキスの中の旦那の成分は多くない。同じ環境で苦労しあった戦友としてしみじみ思い出話をしたい衝動に駆られるが、それはもうできない。幸いに寂しさを埋めてくれる家族がいる。 



Carpenters Close To You