cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

森会長の「失言」

通称「東京2020組織委員会」会長森喜朗氏の「失言」が話題となっている。女性を蔑視したという。私は、そうは思わない、蔑視ではなくジョークの範囲だと思う。
森氏は昭和12年生まれの石川県出身自民党代議士である。昭和44年に石川1区から初当選した。昭和43年から50年まで森氏の選挙区である小松市に住んでいたので当時講和を聞く機会があった。森氏はまだ30歳を超えたばかりであった。海外視察の話しだったが、話術が巧みで未だに印象に残っている。
森氏は、主たる産業のない石川県のために2000m級の能登空港(愛称:道の駅のと里山空港)を造り新幹線も通した。地元のためになりふり構わず様々な努力をしている。地元への貢献度はすごいと思うが、それが好印象を持たれない理由であろう。
森氏は、利権屋だとかいろいろ言われているが話術は旨い。政治家は話術が下手では務まらない。失言しないように官僚の作文を棒読みしたのでは、人の心をひきつけられない。アドリブでたとえ話もするだろうし下世話な話も出るかもしれない。森氏は聴衆に対するサービス精神が旺盛なのだ。


森氏の「失言」事件だけでなく、言葉尻をとらえて膨らませるマスコミ報道はどうかと思う。森氏が会長に適任かどうかは別の問題だ。