cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

卒酒

白内障手術後、退院当日、夕食時にビールを飲んだ。コップ1杯だけだったが、右の眼に違和感が走った。私はあわてて飲酒を中止するとともに目薬を差した。しばらくすると違和感は収まった。医師から飲酒について指示はなかったのでネット上で関連情報を探した。すると手術直後は傷が治っていないので飲酒によって血管が開き痛みが出るとの情報があった。これだと思った。この違和感は尋常でなかったのでしばらく飲酒を控えることにした。

入院中からこの2週間ちかく酒を飲んでいない。体調はすこぶる良い。

この機会をとらえて高齢者と飲酒の関係を調べてみた。

ネット上に記述された専門医師の助言によると、飲酒の習慣のある高齢者は65歳を超えたあたりから酒量をへらす必要がある、と。高齢になると肝臓のアルコール分解能力が低下するので以前と同じ量を飲んでいれば健康を損ねるという。私は65歳をはるかに超えているのでそろそろ飲酒の習慣を卒業する年代だと認識した。そこで卒酒を迎えることにした。

思えば、初めて酒を飲んだ、というより飲まされたのは、18歳で学生寮に入居したころだった。背伸びしたい年頃で無理に先輩、同輩に付き合ったりした。その後60年以上、ほとんど毎日飲んでいた。人に言えない失敗もした。死ぬ思いもした。現役中はほとんど憂さ晴らしのためだった。

定年後も習慣で飲んでいたが、潮時を迎えた。



♪ 黒田武士/福田こうへい ~詩吟・浪曲入り~