cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内の電話の中味、90-60問題

前回の差入れから2週間経ったので今日は好評の梅干し、オレンジ、黒豆を差入れた。ケアマネさんの話しでは最近すこぶる元気だという。良いことだが、先日家内から聞いた1回目のワクチン接種が終わったとの話は家内の幻想だった。ケアマネさんの話しでは日程も決まっていないという。

同じ日に家内から長男に電話があった時、長男が対応に窮したのは、「高校に行きなさい」と助言されたことだ。すでに40年近く過ぎたが、長男は高校を中退していたので、その時のショックがまだ潜在意識として残っているのだろうと思う。長男は高校を中退したのち引きこもりになり、その後、様々な仕事に就いたが長続きしなかった。30歳くらいまで配送の仕事をしていたがその後仕事についていない。山が好きで、家族同伴の時も単独行の時もあったが、山が生きがいになっていた時期があった。現在も引きこもってはいるが私が昨年退院してからは家事全般を担当している。毎食二人の食事の準備、洗濯、ゴミ出し、掃除は一切やってくれている。私の介護のために離職した形と同じ形だが、外の社会との接触の期間が短く、良い思い出がないのが問題だと思っている。まあ、80歳を過ぎて振り返ってみると、良い思い出もあるし、悔しい思い出もあろう。特に、宮仕えをしたご経験がおありの方々は、同じような感慨を持つと思う。楽しい思い出は30歳くらいまでだった。

世間一般に80-50の問題が提起されているが、すでに我が家は90-60問題を考慮すべき段階にきている。年金は就職の間および無職の間、厚生年金及び国民年金掛金を払っているので将来わずかだが年金支給は受けられる。

私が死んだあと、わが長男は現在のマンションに入居し続けながらわずかな年金で生活できる方法を考えねばならないのだ。