cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内との電話交信

家内との定期電話交信は長女が先に電話した。施設の広間でオリンピック中継を見ているという。女子のソフトボールとサッカーの試合を見たようだ。

私に電話してきたときはオリンピックの話しは無く、子供たちの安否を気遣う内容ばかりだ。来月、長男と一緒に墓参りに行くよ、と伝えたら、弁当は作ったか?とか次男はどうしてるか?とか、次男が京都に住んでいると言ったら帰省はしないのか、とか。家内の頭の中はひと時代前の状況のままだ。孫の存在は今のところ意識にない。ずっと別居だから仕方ない。

ワクチン接種の話をしたら、家内はすでに2回の接種を終わっているのに全く覚えていない風だった。電話口の横から心配したヘルパーさんが「2回とも済んでいますよ」とアドバイスしてくれたので聞こえたよと伝えた。

家内は、私と話をすると、必ずむかしに帰ってしまう。家内にとって私の存在は、子供達と一体なのだ。家内の潜在意識のなかでは、家族の絆が一番心配なのだろう。発病前は、そう感じたことはなかったが。



Carpenters Close To You