cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

施設内で転倒、異常なし

家内が入居中の施設内(特養)で転倒したとの電話があった。激しい転倒ではなく特に異常は見られないとのことだった。施設内で事故があるとすぐに家族に連絡が来る。病院に搬送が必要な場合は、家族が同行して病院に連れて行かねばならない。今回はその必要がなかったのは幸いだった。したがって家族は自宅を不在にできない。病院への搬送用の車を完備している施設と車が無い施設がある。車がある施設は搬送する病院と調整してくれるし、搬送もしてくれる。家族は施設から同乗しても良いし、病院で落ち合うこともできる。車がない施設は家族が介護タクシーを呼ばねばならない。

6年前、97歳の母が施設内(サービス付き高齢者住宅)で転倒した時は、やはり呼び出しがあり、救急車を呼んで病院に連れて行った。母は自室で転倒したが見回りに来る人が発見するまで転倒したままだった。2時間は倒れていたようだ。施設自体はホテルのように豪華だが介護は付けたりだ。診断の結果は脊髄の圧迫骨折だった。いわゆる「サ高住」は高齢者に賃貸住宅(ワンルームマンション)貸すのが目的で介護は名目だ。すなわち「自立」でない人は「サ高住」には住めない。母は退院したのち、グループホームに変更した。グループホームは常に誰かが母の様子を見ている。自室にいるか、広間にいるかで家族は安心できる。翌年母が98歳で腸閉塞になったのは偶然私が施設を訪問した時だった。すぐに施設の車で病院に搬送してくれた。激しい痛みだったのでベテラン医師はすぐに腸閉塞を疑った。翌日、国立病院に緊急搬送しその日のうちに手術となった。このグループホームの機転がなかったら、母の命は無かったと思う。