cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

自衛隊機のアフガンからの撤収

今日の時点で未だ撤収命令は出ていないようですが、任務終了の命令は出たようです。米軍がアフガンから撤収してしまった以上、前提条件が崩れたため、パキスタンに待機している自衛隊機はアフガンには入れなくなりました。このミッションは日本が救出する予定の邦人及び関係者が自力で空港まで来る必要があるとした時点で成功が疑問視されていました。テレビで放映されたような空港周辺の混乱状態では自力で空港に到達することがいかに困難か分かります。ミッション自体無理だったと思います。政府はこのような状況になることは予想していなかったのでしょうか。お粗末ですね。いかに政府が頼りないか、緊急時の対処でわかりました。元々法律上も不可能だったのです。自衛隊員の命は厳格に守るように法律ができていますが、救出対象の邦人の命は保護の対象外だったのです。

ニュースによると、空港周辺の治安維持の権限を巡って、米国とタリバンが事前に交渉したらしいのですが、バイデン大統領の指示でタリバンに任せたそうです。すなわちタリバンが検問しているゲートを通過できる保証は当初からなかったのです。

様々な情報がありますが、今回の救出劇について第三者機関による厳しい検証が必要と思います。アフガンに残された邦人及び関係者の生命が脅かされるような状況になれば、内閣総辞職だけでは済まない気がしますが。野党は票に響かないし憎まれたくないので、この問題に全く触れようとしません。したがって次期も自民党政権は安泰です。