米英がオーストラリアの原子力潜水艦建造を支援するという電撃的ニュースが世界を駆け巡っています。フランスがオーストラリアの潜水艦建造を支援する契約は突如キャンセルされました。フランス国内は雇用問題に絡めて大騒ぎです。もともとこの問題は日本が請け負う計画でした。それをフランスが横取りしたのです。それをさらに米英が横取りしたのです。

前提となったのが、対中国、安全保障パートナーシップ協定AUKUS（米英豪、オーカス）の設立です。バイデン大統領は、すでにオーストラリアに米原子力潜水艦の配備を表明していました。当然中国は猛反対していますが、すでにオーストラリアに近い海南島に中国の原子力核潜水艦基地があり、オーストラリアとしては危機意識が高まっていたのでしょう。バイデン大統領の中国に対する強い意志が感じられます。東南アジアの戦略態勢に大きな変化が現れましたが、新しい総理は誰に決まるのでしょうか。信頼して大丈夫でしょうか。

中国はTPP参加を表明したようですが、その目的は何でしょうか？むかし中国がWTOに加盟する際、人民解放軍が猛反対しました。自国の経済システムが西側にオープンになるのは困るのです。