cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

初めての海外旅行ー3

島への到着が遅く就寝したのは午前2時半ころだった。それでも6時半ころには起きて島の周囲を一周した。約20分で一周できた。天候は問題なく、その日からダイビングが可能だ。ダイビングは必ずバディ(2名)を組んで潜る。安全のためだ。その日にエントリーするメンバーは島に一ヶ所ずつあるダイビングショップに顔を出して初めてわかるシステムになっている。当然国籍はバラバラだ。ダイビングする人は、ライセンスカードを保有していることが前提なのでその都度カードを提示して参加することになる。ダイビング中の基本的動作は世界共通なので、英語で説明されても分かる。ドイツ人の経営者だったが説明は英語で、日本人が質問すれば日本人のインストラクターが補足説明してくれた。

減圧停止などの安全のための基準は厳格に守るように指示された。この点がやや緩い日本のダイビングショップとは違っていた。バディの組み合わせ方もその人の経験度に合わせて組んでおり、できるだけ日本人同士のペアになるように配慮していた。ダイビングの回数は1日2回(午前と午後)に決められていた。


今回のツアーでダイビングを行ったのは正味4日間、7回のダイブであった。最終日にはショップを経由しないで、一人でコテージの前の海岸でスキンダイビングを行った。50cmを超えるブダイなどが手で触れる位置にいても逃げない。どの魚もフレンドリーだ。ショップの人は、サンゴに触れないよう、魚を脅かさないよう注意していた。これは国際ルールだ。

バンドス島(バンドス アイランドリゾート)(グーグルアース)



空港、首都マレ、バンドス島の関係位置(モルジブ共和国中心部)


帰国の日に空港の売店に立ち寄った際、大声で喧嘩しているような騒ぎが聞こえたので、のぞいてみると、お土産の宝石の売買のやり取りだった。売り子はスリランカかインドの人に見えたが、お客さんは中国の人に見えた。そのやりとりのすさまじさに度肝を抜かれた。

モルジブ共和国は全部サンゴ礁でできており、最高地点が10m程度、地球温暖化で海面が上昇するとほとんど水没してしまう。これは全世界的な問題だ。


(完)