cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

氷ノ山遭難報道第2報

前の氷ノ山遭難記事に引き続き、同遭難に関する共同通信と神戸新聞の記事を紹介します。
新聞の読者は、遭難の原因がどこにあったかを知りたいはずですが、以下の記事を見る限り記事内容が責任問題に触れるのを巧妙に避けています。記事が証拠として取り上げられることがあるので。
登山のベテランが読んだらこの記事はおかしいと思うはずです。
今後は、文春や新潮など週刊誌に期待するしかないでしょうね。
航空事故の記事なども同様です。


1/2共同通信


タイトル「氷ノ山遭難、1人死亡確認 唯一不明の66歳男性か」


兵庫県警は2日、兵庫県と鳥取県の境にある氷ノ山(1510m)で昨年末に遭難した男性登山者5人のうち、唯一行方不明になっていた大阪市城東区の会社員(66)とみられる男性を山中で発見し搬送したが、死亡が確認されたと発表した。


 2日午前10時すぎ、山中で車4台が雪に埋もれているのを県警のヘリコプターが確認。現場に降下した捜索隊員が、うち1台の車の運転席に男性がいるのを発見した。


 ほかの4人は自力で下山中の昨年12月28日午後に救助された。5人は会社の同僚を含むキャンプ仲間で、同月25日昼に複数の車で山に入ったが、25日夜から大雪となり遭難したとみられる。



1/2神戸新聞


タイトル「氷ノ山遭難 遺体で発見された男性の息子「ここまで降るとは」 30年以上のキャンプ歴「まさか父が」」



兵庫県の最高峰・氷ノ山(1510メートル)で30~70代の男性5人が遭難し、4人が救助された事故で、兵庫県警のヘリコプター搭乗員が2日午前、一人だけ残されていた男性会社員(66)を発見したが、死亡が確認された。亡くなった男性の息子が同日午後、神戸新聞社の取材に応じ、「ずっと行方不明のままでいるよりも、対面できたのが良かった。でも、まさか父が亡くなるなんて」と沈痛な面持ちで語った。


【写真】ヘリから降り担架に載せられる救助者とみられる男性


 息子によると、男性は30年以上のキャンプ歴を持ち、月1回は近畿圏を中心に出掛けていたという。「冬の方がキャンプは楽しい」とも話していたという。


 昨年12月25日朝、「キャンプに行くよ」と家族に言って出掛けた。息子は寒波到来の予報は知っていたが、「ここまで降るとは思わなかった。父も想定外だったかもしれない」と悔やんだ。


 28日午後に4人が救出されたことを知った際も、「捜索が難航して、ずっと落ち着かない状態だった」とする一方で、「父の友人らから励ましの言葉をもらったのが心強かった」と話した。


 息子は「父の捜索に尽力してくださった警察や消防には感謝したい。救出された4人は心苦しいかもしれないが、無事だったことは良かった」と話した。