cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20220122古文書を読む会

今日解読した古文書は商取引関係の書簡類であった。昔の書簡は、冒頭から時候の挨拶が長々と続くのでうんざりする。どの書簡もおおむね似たような言い回しなので内容を考える必要はないが、個癖の強い字があると判読に苦労する。以下の書簡は明治2年の書簡である。お金の催促である。


便りを以て啓上仕り候、秋冷の砌りに
御座候得共、御家内様方
益々御揃い遊ばされ、珍重の御儀に
存じ奉り候、然ば先達ては
紺屋へ染物御預け申上げ候処、
今日、此の者に御渡し相成り候様
願い上げ奉り候、且つ先達ての銭の儀
私方も〇印差支え居り候間、
金子に相成り候得共、金子御渡し
下さるべく候様、願いたく、若しや
銭にて今た御座候得者
廿八日に者帰り馬にても御遣し
被成下候様、御取斗の程
願上げ奉り候、先者、早々 以上
巳 八月廿七日  〇〇右衛門


〇〇××様
   貴下