cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

石原慎太郎氏の死を悼む

石原慎太郎氏が亡くなった。私の世代とあまり離れていないので、若い時からいつもそばにいた感じがした。「太陽の季節」で芥川賞を受賞されたのは覚えている。昭和30年代の初期、日本の高度成長期が始まった頃で、車やバイクを乗り回す「太陽族」などという若者グループが生まれ、湘南地域を中心に、ガールハントに遊び歩く風景が見られた。当時我等世代もその中に入っていたのかもしれない。弟の石原裕次郎さんは我らと同世代で、かっこいい若者の代表だった。この兄弟は当時から目立つ存在だった。しかしテレビや映画で見ているだけで当然真似はできなかった。一時期若者に「慎太郎刈リ」などというヘアスタイルも流行った。今の若い人は知らないと思う。我らの世代はみんな知っているヘアスタイルだ。政治家になった石原氏は、スターだったので言いたいことをズケズケ言っても憎まれない人だった。小池さんが都知事になれたのも石原さんのおかげだ。選挙戦で強烈な後押しをしてくれたからだ。
石原慎太郎氏は、戦後を共に生きた我らの代表であり頼もしい政治家だった。