ウォッシュレットが不調になったと長男が言う。私はウォッシュレットを使わないので（水洗トイレは当然使う）どこが不調なのかは分からないが、トイレ設備を気にする長男の言では、ノズルの水流の調節と噴射の位置設定が難しいという。5年前トイレをTOTOのアプリコットに替えた。便器に時々清浄用の水が自動的に流れ、常に清潔な状態を保っているがその分故障の確率は高くなるし、水道料金もはね上がる。ウォッシュレットの保証期間はとうに過ぎている。
長男が修理してほしい、というので、自分で修理業者に頼んだらどうか、というと、私に頼んでくれ、という。

長男は高校生のころから引きこもりがちになり、自衛隊をふくめ様々な職業にエントリーしたが長続きしなかった。それでも通算１０年くらいは一般企業に勤めたと思う。３０代になってから配送の仕事を最後に仕事に就かず、しばらく山登りに集中した。山に関しては詳しい。 

なので、業者との折衝などは大の苦手だ。自分が折衝すると業者に騙されるかもしれないと不安がる。私は間もなくいなくなる身なのだよ。一人になったらどうするのというと、黙ってしまった。車の免許などは親が勧めもしないのに自分でとってきたのでその気になれば一人前ではなくとも自活できると思うのだが。性格はくそ真面目、性格は優しいので高齢の私はそばにいてほしいとは思う。