cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

ロシアと距離をとり始めた中国

ロシア軍のウクライナ攻撃で市民に犠牲者が出始めてから中国の対露姿勢が微妙に変化してきました。国連でのロシア非難決議に棄権したことに、中国はうしろめたさを感じているふしがあります。中国は、ロシアのウクライナ進攻に対して西側が予想に反し結束して厳しく対応する姿を見て、恐怖を感じたはずです。 
遡ると、2月4日のオリンピック開会式にプーチン大統領が北京を訪問し習近平主席と会談しましたがその後プーチン大統領の機嫌が悪かったとの記事を見ました。オリンピック開催期間中のウクライナ進攻に習近平主席がくぎをさしたからだと推測します。
一方、米中関係ですが、米中が国交回復してから(1972年2月、上海コミュニケ)50年になります。報道によると、中国は国交回復50周年記念行事を行って米国との関係回復を呼び掛けているようです。いわば中国は、保険の意味から米露に対する二股外交を試みようとしているのかもしれません。現在の中国の立場からは当然と言えます。しかし中国のラブコールに対し米国から反応は無く、逆に台湾へ元高官を派遣しています。


ウクライナ情勢は、時間経過とともにロシア側に不利になってきます。ロシアは譲歩することで落としどころを見つけねばならないのではないでしょうか。ここでロシアを叩き潰すべきだとの意見が見られますが、プーチンが排除されたならば、世界はロシアの再生を支援すべきと思います。


ウクライナ側から、中国に対し、ロシアとウクライナの仲介をとってほしいとの声があるとの記事を見ましたが、中国が両国から完全に信頼を得ていれば可能でしょうが、それは無理だと思います。中国と両国の関係は、利害関係でつながっているだけですから。