cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20220409古文書を読む会

昨日の古文書を読む会は、前回に引き続き天保15年(1844年)の、地頭(旗本)が村役人に命じて作成した「勘定帳」の解読であった。百姓などから集めた年貢(金納)の収支決算を記録したものである。その中で金利らしきものの記載があった。名称は「返利」(かえりと読むらしい)で誰が誰に支払う金利なのか皆目見当がつかなかった。かなりの高利である。今でいう銀行の手数料であろうか。予想されることは、当時有力な村役人は地頭(旗本)の経済を牛耳っていたということ。当時、農民の中にも財力のある有力者がいたということだ。


右之通、当辰年勘定帳仕立
奉差上候、猶又御算当被為遊
可被下候、若亦相違等有之候ハゝ
何ヶ度も取調可奉差上候、以上
        中村喜右衛門
御地頭所様御内
  御用人中様



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