cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

沖縄でのマリンレジャーの事故

今年の沖縄でのマリンレジャーでの事故は、10月12日時点で77人が事故に遭い、死亡・行方不明者は21人に上ると言う。報道された事故の態様を個々に見ると安全管理を怠ったのではないかと疑われるものが多い。波が穏やかで、水深が浅く、透明度のよい海で、シュノーケルで遊ぶのは問題ないように見えるが、初めてシュノーケルを使う初心者の場合、人によっては溺死することだって起こり得る。シュノーケルの使い方を知らず、突然海水が口から肺に入ってしまってパニックを起こすことがある。浅い海でのシュノーケルだと言っても十分な事前訓練が必要だ。マリンレジャーの業者は集客を優先し安全管理を怠ってはいないか?それにしても事故・行方不明者の数が多すぎる。


30年ほど前にモルジブにダイビングに行ったとき、ドイツ人経営のダイビング業者は、安全管理が厳しかった。基本に厳格だった。ダイビング前の説明は英語とドイツ語で行われたが、日本人の客がいると日本人スタッフが補足説明してくれた。


沖縄タイムスにマリンレジャー事故関連の記事が掲載されましたので参考にしました。
なおダイバーがサンゴの写真を撮影している写真も掲載されていましたが、写真のダイバーはモルジブならば厳しく注意されたでしょう。生きているサンゴに触れてはいけません。ましてやサンゴの上に物を置いたり、踏みつけたりするのは「犯罪」です。サンゴは地球規模の酸素発生装置なのです。


20231014古文書を読む会

今日の古文書は江戸末期のビジネス関連の私文書だ。美辞麗句が多く、個癖のある字で、極めて読みづらい。
商業活動での取引の品物(米など)は現代と変わらないのだが、商売のスピードが違うので面白い。

相掛申し候内江 亦々本町菱屋
新太郎殿一条に付き 尚々大御
心配相掛申分無御座候所 此儀とても
格別に当方江御取計被成下候
御蔭様ヲ以此節は大きに
治候段旁々以不浅難有仕合に
奉存候 此儀とても末々治り候所
御尊家様御難中に相成候儀は
決而不仕候間 何分にも宜敷
思召之程偏に偏に奉願上候
右之段旁々ヲ以早速可奉申上候所


「申訳ない」が「申分ない」に、「難渋する」が「難中する」に当て字で書かれています。
 「難有仕合に奉存候」は、ありがたき幸せに存じ奉り候

与那国島の洞窟探検

観光で与那国島に来た男性がガイド付きの洞窟探検中に亡くなった。雨で洞窟内が増水し身動きが取れなくなったのだろう。ガイドと奥さんは自力で脱出しているので3人が離れ離れにならなければ助かったのかもしれない。洞窟の中は昼でも暗いので照明器具が不可欠だ。閉所恐怖症の人はまず試みない方が良い。
与那国島ではたしか30年以上前に海中洞窟でのダイビング中に亡くなった人がいた。海中洞窟の中は暗いので昼でも水中ライトが不可欠だ。洞窟の中の底には砂や泥が若干でも堆積していることがあり、ダイバーが洞窟内に進入することによって砂や泥が舞い上がり、視界が完全に遮られ、それがパニックを引き起こし死亡事故につながることがある。狭い洞窟の中は伊勢海老のすみかでもあり、それを狙って入る人がいると聞く。むかしの私の同僚も複数人がこのような体験を語ってくれた。洞窟の中で水が濁り、出口が分からなくなりここで一生の終りかと観念したそうだ。しかし彼は落ち着きを取り戻し、じっとしていると自然に水が澄んできたので出口が見えたという。陸上でも水中でも洞窟に入るのは十分な注意が必要だ。


昭和53年に初めて与那国島に行ったが民宿に1泊 するはずが天候急変で航空便が飛ばず3泊する羽目になった。電話で休暇の延長をお願いし恥をかいた思い出がある。当時島内にタクシーはあったが、車のナンバーはついておらず(無ナンバー)、車の床に穴が(無車検証)あいていた。テレビの映像を見ると、現在は道路や空港などが整備され、ナンバーがついた車が走っている。隔世の感がある。よもや自衛隊が駐屯するようになるとは当時は思いもしなかった。離島のレーダー基地については、本土復帰以前から米軍は宮古島、久米島、沖縄本島、沖永良部島にレーダー基地を建設しており、復帰と同時に航空自衛隊が米軍から任務を引き継いだ。最近は北大東島にレーダー基地を建設するニュースが流れている。