cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

将軍家綱の疱瘡

徳川第4代将軍家綱は15歳の時に疱瘡に罹った。軽くてすんだがその記録は国立公文書館内閣文庫に含まれる柳営日次記のうちの明暦年録に日記風に書かれている。この文書の一部がN〇K学園「古文書を読む」の「解読実践」の課題に出された。昨日、添削されて戻ってきたが誤読の個所が多少あった。


   四月六日
一 久能にて御祈祷仰付けらる 御札之を差上ぐ
一 東叡山において十七ヶ日御祈祷御執行 之より日光御門跡
  御札御持参
一 御機嫌の御様躰 掃部頭・肥後守・御膳立之間において
  これを仰せ聞く
一 表の医師四人、御様躰之を伺い奉る


(省略)


   四月七日
一 御疱瘡いよいよ御快然、午上刻 御酒湯掛けさせらる
一 熨斗・昆布・搗栗御三方に之を載せ備える
  御前 本多土佐の守役之、右之御下御次之間にて悦可申之旨
  上意にて老中之を頂戴、即刻之を召させられ御祝儀
  申上げらる、畢て掃部頭・肥後守・周防守へ御熨斗之を下さる旨
  上意の趣豊後守伝之 席御膳立之間、其以後

医大生に対するコミュニケーショントレーニングのリハーサル

今日は、医大生に対するコミュニケーショントレーニングのリハーサルを行った。まだ医学知識が十分備わっていない2年生に対して対人コミュニケーション能力の重要性を認識させるため、医大では模擬患者とのコミュニケーショントレーニングを計画している。
医師国家試験の前に国家試験として客観的臨床能力試験(OSCE)が課されるので、各学年で要求レベルに応じたコミュニケーショントレーニングを行うようだ。今回は2年生と3年生が対象だ。私の担当は2年生だ。模擬患者は市民フェスティバルで健康相談する市民の役をする。医師役の学生は模擬患者の医療相談に応じる。今回、学生に対しむつかしい対応は要求しないが患者さんに対する基本姿勢を体得してほしいと思う。むかしは無かったが、茶髪やイヤリング、ネイルアートの学生もちらほらいる。2年生ではこれは評価の対象にしないようだ。国家試験ではアウトだが。

今日の病院ボランティア、病院の防災訓練

今日の病院ボランティアは図書の配布はなかった。病棟に対する図書の配布と回収は従来月曜日のメンバーが行っていたが、水曜日のメンバーの仕事がないのでそちらに移行したようだ。私は体力勝負の仕事が苦痛になってきたので有難い。図書の大きなラックの運搬は実は重労働だった。水曜日のメンバーは女性であっても私よりも20歳は若いので大丈夫だ。それで私の今日の仕事は採血室前での接待になった。来院する患者さんが一番混みあう時間帯に待機するので気が抜けない。特に車椅子の患者さん、杖をついたご老人、足元が不安定な高齢者、言葉が不自由な方、それぞれに目配りが必要だ。身体の調子が悪そうな患者さんも見受けられるので目が離せない。


午後は、病院の部分的な防災訓練があった。病院全体での同時訓練はできないので、地下の一部に限定して行ったようだ。大規模地震の後、リネン室から出火したとの想定だ。地下には、リネン室、洗濯工場、守衛さんの事務室、乳幼児の待機室、ボランティア室などがある。火災の原因になりそうなものは沢山ある。事前に対処手順は周知されていたとはいえ、細かい部分で管理部門から指摘事項があった。どこの防災訓練でも指摘されることであるが、火災の場合、発見した人は一番最初に大声で周囲に火災を知らせることである。それを聞いた人もまた大声で火災発生を周囲に知らせることである。情報を全体で共有することが迅速適格な対処につながる。乳幼児の待機室に乳幼児が4人いたが保育士さんが2人しかおらず、応援の人を呼ぶ手順が決められてなかったようだ。隣はボランティア室だがボランティアはいつもいるわけではない。今日はたまたま3人いたが手伝いが必要との呼びかけが無かった。